美文字の正体

7世紀頃に成立した楷書(上掲の画像)です。

今現在使われている漢字の原型で、他にもいろいろあります。

 

どれも美の極みとされ、今でも光輝いています。これがいわゆる美文字の正体ですね。

 

これらは書の美の頂点に君臨している代表的なものです。

 

書道に携わっていない人の大半はフォント(活字体)に目が慣れてしまっていると思いますが・・・。

 

実際にこれらの書を筆と墨でまねっこをして書くことが、美文字体験の入り口になります。(もちろん鉛筆やペンでもOK!!)

 

真似をして書くことを臨書(りんしょ)といっています。(すごく平たい表現ですが・・・)

 

よく形などを分析して、たくさん真似て、日頃書く字に雰囲気を少しずつ取り入れていければいいですね。

 

書写(学校で習う)の字もこういった古(いにしえ)の書の上に成り立っています。

つまりお手本の中にも自然と生かされているわけですね。